1年中どこかで花火を打ち上げているのが秋田県です。
今回は、秋田市で開催される「雄物川花火大会」についてお話したいと思います。
雄物川花火大会の日程と打ち上げ時間
毎年8月11日、秋田市内を流れる秋田で一番大きく長い雄物川の花火大会があります。
花火大会と言えば、「花火の街大曲」が全国的に有名ですが、この雄物川花火大会も人気があります。
打ち上げ開始は19時30分~21:00まで、約7,500発の花火が打ち上がります。
現在では、「竿灯まつり」「土崎港曳山まつり」と並んで、秋田市の三大夏祭りになっています。
そして、秋田市の三大夏祭りのトリを務めるのが、雄物川花火大会になります。
雄物川花火大会のみどころ
真夏のお盆前に行われる雄物川花火大会は、秋田市民に大変愛されている花火大会です。
第一回(昭和63年7月)花火大会は、雄物川放水路通水50周年記念として始まりました。
プログラムは
- 花火大会の特徴は、地元の企業の提供花火と秋田西中学校と勝平中学校の生徒による「デザイン花火」
- 全国の花火師から厳選された選抜全国芸術花火集「ザ・プレミアム花火」
- 花火と音楽のコラボ「光と音の創造花火」
以上の3部から構成されています。特に中学生がデザインした花火は、感動ものです。
花火を打ち上げる前に、花火一つ一つに何をイメージしてデザインしたかなどの思い入れの解説が入り、打ち上がった時は感動します。
そして、思ったよりも花火の打ち上げ位置が近く、土手で見ている人たちには真上で花火が広がり大迫力です。
時々、風向きによっては花火のカスが落ちてきます。そのカスを避けるのも醍醐味です!
それだけ打ち上げ花火の近くで見れるんです!
赤ちゃんだと大瀑音に圧倒されて、「なまはげ」が来たときぐらいの泣きが入るかもしれないですね。
雄物川花火大会は気楽に見られますよ!
雄物川花火大会は、屋台もでていますが、近くにスーパー、ラーメン店、回転寿司店、中華料理店、コンビニなどがあり食べ物には困ることはないです。
花火大会が始まる前に腹ごしらえもできますし、家族と食事しながら花火を楽しむ事も出来ますよ。
観覧客が70万人規模の大曲花火大会と比べると、雄物川花火大会の土手は、花火を見るために一番眺めのいいところで見たい人間心理が働き少々混み合いますが、そこ以外だと密にならないので花火をゆっくり見ることができます。
人混みが嫌だという人は、駐車場で車の中から観覧している人達もいます。
土手沿いに市道がありますが、車両が交通止めになっているので道路でもゆっくり見ることが出来ます。
付近に住んでいる人は、混雑を避けて自分の家から見ているのでわざわざ土手まで来ないようです。
雄物川花火大会は、大曲花火大会と違って桟敷などがないので、土手でゆっくり見たい人はビニールシートを持って行った方がいいですよ。慣れている人は、キャンプ用の折りたたみ椅子を持ってきて見ている人も結構いますね。
また、雄物川の対岸の土手からも見られるので、花火が打ち上がるたびに雄物川の水面に映る花火も綺麗ですよ!
雄物川花火大会の駐車場は?
雄物川花火大会の駐車は、雄物川をはさんで茨島地区と新屋地区に全体で2000台以上の無料駐車場が用意されています。
駐車範囲は下記の通りです。
・茨島地区は、徒歩5分圏内、雄物川河川敷地(700台)、雄物新橋上流側(350台)、雄物新橋下流側(350台)、三菱マテリアル株式会社秋田精錬所駐車場(100台)
・新屋地区は、徒歩10分圏内、秋田公立美術大学東側駐車場(100台)、西部運動広場(150台)、西部工業団地(490台)
駐車場が無料なのはうれしいですよね。
雄物川花火大会の当日は、雄物川周辺の交通規制(午後5時30分~午後10時)などで一部の区間が通行止めになって車が渋滞するので注意してください。
開始時間が近づくにつれて、付近の交通渋滞が激しくなるので夕方前に花火大会駐車場に着くようにするといいと思います。
雄物川花火大会の場所は?
雄物川は秋田で一番長く大きな川と説明しましたが、それでは雄物川花火大会は雄物川のどこにあるのか?
雄物川花火大会の場所は、秋田市の雄物川河川敷近辺ですが住所は以下の通りです。
● 秋田市茨島6丁目
県道56号秋田天王線の「秋田大橋」の雄物川河川緑地が会場になります。
アクセスは、JR 羽越本線「新屋駅」徒歩15分、JR奥羽本線・JR羽越本線「秋田駅」バス25分。
車で早く会場に着いた人には、新屋地区に秋田市新屋ガラス工房があるので、ガラス細工の見学ができます。
それと、家族連れの方には大森山動物園があるので雄物川花火大会の開始時間まで遊べますよ。
大森山動物園のサル舎が新しくオープンしましたので、楽しさが増大しています。
今回は、雄物川花火大会についてご紹介しました。
中学生による「デザイン花火」は本当に感動します。
一度は雄物川花火大会を見てはいかがでしょうか。